「戦う魔法少女」の起源はプリティサミー
「プリティサミー」はご存知「天地無用!」のスピンオフから生まれたパロディアニメなのだが、本当にテレビアニメ・OVAになってしまった作品。砂沙美ちゃんの可愛さは異常、プリキュア全員かかっても敵わない(笑)砂沙美って予測変換で出るのだね!何でもできるはずだわ!!
これは1995~1997に制作されたアニメ作品。制作者の話では「ミンキーモモ」同様にそれまでの東映魔法少女とかのパロディを遊びで作ってしまえという気持ちだったらしいのだが、これがエポックメーキングな作品となったのだった。世間的に扱いは軽いが、魔法少女ジャンルにおいて「ミンキーモモ」と並び重要なアニメだと考えられる。
ちゃんと「魔法少女」と名乗って「戦う」のは実は「プリティサミー」が最初らしい。90年代になると少女が戦うアニメが山ほど作られるのだが、「セーラームーン」などは魔法少女というジャンルには入らず「プリキュア」同様に伝説の戦士(男もいるため)っていう扱いになる。
更に「変身すると顔出ししていても正体がバレない」(認識阻害)という考え方も「プリティサミー」から出てきた。ただしオチとしては「顔を見れば砂沙美ちゃんだって分かってたけど言っちゃいけないと思った」という話。しかし、これを指摘した事は非常に重要で、以降は変身すると顔出ししていても正体不明になる、という考えが成立したのである。「セーラームーン」「プリキュア」等では、この点がぼやけているが、正体はバレていない(敵にはバレているが)。
このネタはTwitterXでも取り上げたがイマイチでなスルーされた(笑)でも「プリティサミー」が「戦う魔法少女」の嚆矢だった事は指摘しておいた方がいいと思った。ここから始まり「魔法少女まどか☆マギカ」へ続く。結局のところ今の魔法少女のイメージは男性向けアニメで作られているらしい。途中で「おジャ魔女どれみ」もヒットしたが、戦うわけではなかった。
無理矢理「ミンキーモモ」に結び付けるならミンキーステッキ等のアイテムで魔物と戦ったのはミンキーモモが最初である(妖魔が森の花嫁)。ではまた、シーユーアゲイン♪
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