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2024年11月

2024年11月21日 (木)

男向けアニメと女向けアニメの対象者が入れ替わってる!?

まず女オタクに関して言えば「宇宙戦艦ヤマト」あたりから増えてきたイメージがある。「海のトリトン」等にもいたけど「ヤマト」で急激に増えた。それから「ガンダム」でもBL妄想する人達も……で「ゴッドマーズ」ぐらいで火がついてきた感じだろうか。もともと女向けアニメは数が少ない事もあってか男向けアニメ見る女子が一般的になっていた。その後は「サムライトルーパー」「メタルジャック」とかイケメンが出てくるアニメは全て女子の好物に。そして今は「黒子のバスケ」「呪術廻戦」「テニスの王子様」などは圧倒的に女性ファンが中心だ。

対して男オタクも「ヤマト」で増えたようで、その後はやはり「ガンダム」でメカ兵器と戦争に傾倒する。美少女に対する盛り上がりは「カリオストロの城」のクラリスあたりから始まった感じ。そして80年代ついに「ミンキーモモ」の登場で男オタクが覚醒して、それ以来ずっと美少女ブームは途切れる事なく続いている。(表向き)女向け「セーラームーン」「CCさくら」にも熱狂した。

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こうして見ると80年代を境目にして男向けアニメと女向けアニメの対象者(ターゲット)が入れ替わっているようだ……これは少し語弊があるかもしれない。ようするに「男向けでもイケメンが出てたら飛びつく」「女向けでも美少女が出てたら飛びつく」というのが正確なのか。誰が対象なのか関係なくなったのはキャラクター重視の傾向が強まったからではないかと思う。

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2024年11月15日 (金)

変身後の髪色の変化について

ミンキーモモの場合は変身しても髪の色は変化しない。モモがそのまま18歳に成長した姿だからだ。

一方でミンキーモモの影響で作られたぴえろ魔法少女シリーズでは変身すると髪の色が変化する。これは別人になった事を意味する。単純に成長したわけではないのだろう。アニメ等において髪の色は重要で兄弟・親子とかで髪の色を同じにするが多い。

変身少女は「セーラームーン」と続くが、髪の色は変化せずに姿はそのままで服装だけが変わる。このパターンは「おジャ魔女どれみ」にも受け継がれる。「プリキュア」でも「フレッシュプリキュア」までは髪の色そのままだったが、「ハートキャッチプリキュア」以降は髪の色も変わるようになった(ちなみに変身シーンで服を脱がなくなったのもハートキャッチから)

変身少女の場合は年齢が変わる事で別人と見られるのだが、「セーラームーン」以降は年齢も変更なし、服だけが違うのに別人と見られるようになった(某コミック・アニメにある「認識阻害」という設定は秀逸だ)。「プリキュア」は「ハートキャッチプリキュア」で少女がそのままの年齢で変身したのではなく、変身した姿が「若い女性」だという事が明らかになった。つぼみの祖母はキュアフラワーに変身すると若返る。また「大人プリキュア」でも成人した元プリキュア達は変身すると少女に戻った。

近年のプリキュア達が変身の際に服を着たままなのは全く別の形態(たまたま少女の姿)に変化しているから。そういや少女が変身すると少年になってしまう魔法少女?作品あったよな。「プリキュア」でも変身前が人間じゃないプリキュアが大勢いる。

髪の色が変化していない少女は、そのまま成長した姿。髪の色が変化しているのは別人と言う事になる……。ぴえろ魔法少女は「大人に成長」したわけではないと考えられる。

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意外だが、単純に大人へ成長するというパターン(髪の色の変化なし)は多くない。「ミンキーモモ」の他には「リルぷりっ」ぐらいしか思いつかない。

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2024年11月13日 (水)

鳥山明VS高橋留美子~影響力は高橋留美子の圧勝か

「ミンキーモモ」の源泉は鳥山明、「クリィミーマミ」の源泉は高橋留美子。キャラデザの話な。

さて、業界に対してどちらの影響力が大きかったかと考えてみると高橋留美子ではないかと思う。人気自体は五分五分じゃないか。ただアニメとかへの影響力は高橋留美子の方が上かと。

鳥山明系は芦田豊雄がいるもののスタジオライブ全体では「うる星やつら」ファンが多く鳥山明よりも高橋留美子寄り。更に芦田豊雄も「ワタル」ぐらいになると影響が抜けてくる。

高橋留美子系は土器手司やらもりやまゆうじ、高田明美などがいて強い影響力を感じる。「ダーティペア」「A子」等を見ると色濃い。アニメだけじゃなくアマチュア漫画を含めても80年代は高橋留美子キャラに似た絵柄が多い印象。絵柄だけでなくギャグセンスみたいな部分でも影響力があったと思う。

鳥山明の作品は子供向け、高橋留美子の作品は少し大人向けだからなのかもしれない。「うる星やつら」からは押井守のような監督も出てきているが、「ドクタースランプ」から原作を逸脱した作品を作った尖ったクリエイターが出たという記憶はない。

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影響を受けてるのか知らないけど「CAN☆キャンえぶりでい」(ひすし)の絵は「ミンキーモモ」にやたら似ているよーな。魔女っ子という設定も……。

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2024年11月 9日 (土)

リメイク・続編キャラクターデザインの謎~最初のデザイナーどこ?

別に「ミンキーモモ」に限った話じゃないんだけど、リメイクとか続編でキャラクターデザインの人が変わった時に前作デザイナーの名前が出ないんだよね。続編とかリメイクだけ見た人からすればキャラクターデザインって書いてるから、その人が作ったように思うかもしれない。漫画原作なら勘違いもしないんだろうけど「ミンキーモモ」みたいにオリジナルアニメだと……。

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「ミンキーモモ」でいえば、芦田豊雄氏だと思われがちだが実は服部あゆみ先生・みさきのあ先生がアイデア出したキャラをクリーンアップした役割だ。平成版では二人の名前はない。しかしモモのデザインは前作そっくり。本来なら二人の名前は必要に思うが……。

「ミンキーモモ」だけじゃなくてオリジナルアニメはどれも同じで「宇宙戦艦ヤマト」「キャシャーン」など一番最初にデザインされたキャラ・メカを元にしているにもかかわらず名前は出ない。名前を出すと金を払わないといけなくなるからだ(笑)「宇宙戦艦ヤマト2205」等、どう見たって松本零士氏のキャラを元にしているのになぁ。

オリジナルアニメって余り流行らないけど、そもそも作ってヒットして続編や新作が作られてもスタッフからすると儲からないのかもしれない。アニメの著作権って会社が所有してそうだし、個人の努力が報われない世界だわな。やりがい搾取。

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2024年11月 2日 (土)

明日からYouTubeでスイートミント配信開始

葦プロさんの魔法少女第2弾「スイートミント」が公式チャンネルで配信開始だそうだ。

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「ミンキーモモ」は東映アニメ以外で初めての魔法少女アニメなわけですが、正直いって東映アニメって偉そうだから余り好きじゃない。葦プロさんが作ったから好きになったのだと思う。

ところで「ヤマト」の西崎義展氏に関する本を読んでるのだが、この人のおかげで大手以外のアニメ会社にも色々とチャンスが巡って来るようになったらしい。「ミンキーモモ」もその1つかもしれない。

そもそも「ヤマト」の作画をやってた芦田豊雄氏が終わった後にフリーでやっていく自信がなくて作ったのがスタジオライブ。「ヤマト」がなければ今の「ミンキーモモ」はなかったかもしれない。

「スイートミント」は現在やたら女児向けアニメ作ってるタカラトミー初の魔法少女アニメだとか。なんとなく人間の友達がいるところあたり漫画版「ミンキーモモ」(みさきのあ先生)を感じさせる設定だった。12歳とか魔法の国のプリンセスの設定は「ミンキーモモ」から流用されているっぽい。モモと違って誕生日や身長の設定があるようだ。

スタッフは「ミンキーモモ」と何人か重複してる。2004年にDVDボックスが出るまで全話収録商品はなかった。放送時期は海モモの少し前(1990~1991)。

全く覚えないけど、ミントがおっぱい触られるシーンだけ記憶に残ってる(笑)

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