ロリコンアニメとは何か。美少女アニメとは何か。それは男性向け・18禁のアニメである。その基準でいうなら「ミンキーモモ」は明らかにロリコン美少女アニメではない普通の少女向けアニメだろう。どんなに主人公が可愛くても、それだけでロリコンアニメにも美少女アニメにもならないはずだ。
では何故?「ミンキーモモ」は時々そんな呼ばれ方をするのか。
問題は制作側がミンキーモモを美少女として強調していた事にある。ドラマLP等でモモを美少女扱いしていたし、ゲストに出てきた女の子も美少女扱いした事が大きい(普通の少女向け作品で登場キャラを美少女扱いする事は殆どない)。これは男目線で脚本を書いていたからに他ならない。男がいて初めて少女は美少女になれるのだ。
更に美少女キャラが得意な師匠・芦田豊雄氏からバトンを受け取った愛弟子・渡辺浩氏が抑えられない若さと情熱をたぎらせて描くミンキーモモはファンも業界人も驚かせて、魅了した。自分がロリコン向けに描いている事を自覚していたと思われる(「夢の中の輪舞」のナース姿のモモはロリコン向けサービスと明言)。
それだけではなく、「ミンキーモモ」の大ヒットに気をよくした販売サイドの徳間やらバンダイはロリコンブームに乗ろうとミンキーモモに「美少女ファンタジー」というロリコン向けの看板を持たせたのだ。当時は「くりいむレモン」シリーズが絶好調で、今や日本を代表する映画監督・庵野秀明氏や我らが渡辺浩氏(流石に本物のロリコンアニメに参加していると知った時は驚いた)も参加しておられる。天才アニメーター井上俊之氏まで参加しているとか信じられない。仕事というより明らかに趣味だろう。
この時代、アニメファン・アニメ制作・アニメ製作がロリコンであることが当たり前だったのである(言い過ぎ??)。その流れもあって今の日本では、町おこし・企業のイメージキャラクターなどにアニメ美少女が起用される事も多い。あのロリコンブームあっての今の萌え文化なのだ。可愛いは正義。ロリコンも正義。小学生は最高だぜ。先日バスの中で見かけた65歳は超えていると思われる爺さんのキャップに美少女Vtuberホロライブのピンバッジがびっしり付けられていた。これが現実である。
また忘れてはいけないのが80年代から巨大化した同人誌市場(コミケ等)だろう。ここで全てのアニメ美少女に性行為をさせるような二次創作が定着しはじめたので、オリジナルのイメージも同時に汚されていったのである。そういう同人誌がアニメック・ふぁんろーど等で紹介されていた事も要因の一つかと思われる。
アニメ美少女好きはキャラの年齢を問わず皆ロリコンという扱いでいいと思う。「プリキュアは14歳だからセーフ」とか言う奴は見苦しいダバ!クビをちょん切っちゃえ!
まとめると「ミンキーモモ」は制作・販売サイドの思惑・戦略もあってロリコン・美少女アニメのようなイメージを植え付けられたのである。そしてファンも大半がロリコンであったために需要と供給がマッチした形になったように思う。
ただし、いくら正論を叫んだところで今更定着したイメージは覆らない。それに結局のところ見る人によってイメージは変わる、としか言いようがない。「ミンキーモモ」や「CCさくら」などがロリコン向け美少女アニメに見える人達は心が汚れている(笑)のか・も・ね♪
最近のコメント