銀河漂流バイファム~芦田豊雄の限界
サンライズ公式チャンネルで「銀河漂流バイファム」の配信が始まった。本格的なシリアスSFアニメなのにギャグアニメの芦田豊雄がキャラクターデザインした事で話題になった。
そのキャラクターデザインだが、大人キャラがしっくり来てない。もともと子供が得意な芦田氏だからというのもあるが、長年ギャグ的なキャラを描いてきたせいでシリアスな雰囲気を出せなくなってしまったのだ。「ミンキーモモ」時代はハンサムかギャグキャラで済ます事ができたが、「バイファム」はそうもいかず、弱点を露呈した形になった。
得意の筈の子供キャラもエラが張ってきて微妙。柔らかいタッチだったのが、この時期には角張ってきた。この後になって、ようやく鳥山明からの影響から抜け出し芦田キャラが確立してくる。「グランゾート」「ワタル」からの完成度は高い。しかし、この時期は過渡期でまだ手探り状態。
子供達の服装がまたダサい。ダサすぎる。芦田氏は随分とダサいアニメファンを揶揄していたが、本人もまた全くファッションセンスはなかったのだ。
「バイファム」はシリアスにおける芦田氏の限界が見えて、次の「ガラット」では今までどおりギャグ路線に戻り、以降もシリアスで仕事する事はなかったのである。
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