5人の初代モモ
初代モモ(空モモ?)は制作の都合上、分裂してしまった。
1人目……テレビ版で死ぬまでのモモ。
2人目……テレビ版で死んだあとレーザーディスクに映っていた実体のないモモ。念写できるってお前は「リング」の貞子さんか。
3人目……「夢の中の輪舞」で下品な「~きゃない」(しかない)という1982年にはなかった言葉を使うモモ。
4人目……「それからのモモ」に出てきた人間モモ。男子とケンカ59回という超暴力娘。夢の国の記憶あり。
5人目……「ミンキーモモ91」に出てきた人間モモ。夢の国の記憶は??相変わらず車に不注意。貧乏なのか危険な煙突掃除させられてる。
まぁゲームのモモは流石に首藤さん関係してないから含めない。ヤングCD-ROMのモモは1人目か3人目に該当しそうだから。
1人目と2人目は異論ないだろう。3人目は……当時流行っていた「~きゃない」(しかない)って言葉をモモが使わないように祈りながら映画館へ行ったが、無残にも「行くっきゃない!!」と大声で叫んだのだった。あと小山茉美さんの声は潰し過ぎ。演技も違う。渡辺氏がデザインし直してるし、完全に別人である。
4人目と5人目は微妙。小説版の4人目は完全に前世を思い出してる。「モモ91」の5人目は前世についての言及もないが、貧乏人の危険な仕事煙突掃除している時点で別人として認定すべきと判断した。「屋根の上のバイオリン弾き」に影響されてだろうが……ね。
前にも書いたとおり、首藤さんはエンタメとしての面白さを重視していたので細かい設定を無視して、その時ごとに新しい(初代)モモを作っていった。その結果としてミンキーモモの世界はパラレルワールド化したのである。
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