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2021年5月 7日 (金)

音楽アニメの先駆者として #ミンキーモモ

首藤剛志先生がミュージカル大好きマンだったのと湯山邦彦監督がシンガーソングライター志望だった事から「ミンキーモモ」は音楽的要素が強いアニメであった。この頃はアニメで音楽を表現するには枚数などの制限もあり非常にまだ厳しい時代だった。それでも歌をうまく使った演出が多い。「森の音楽祭」「いつか王子様が」「夢の中の輪舞」など。何しろオープニングとエンディングもミンキーモモを演じた小山茉美が歌っているのだ。これは意外に見落とされがちだが、この時代にしてはまだ珍しい事なのだ(他には「ドン・ドラキュラ」ぐらい)。

「ミンキーモモ」に影響されて作られたのが「クリィミーマミ」だという事に異論をはさむ人達はいないだろう。「ミンキーモモ」の変身にもあったアイドル歌手に特化したアニメ、そして続くのは説明不要の「超時空要塞マクロス」だ。「ミンキーモモ」の少し後から放送開始されている。影響があったのかは断言できない時期だが、歌うアニメアイドルに勢いが付き始めたのは間違いない。「アラレちゃん音頭」のような単なるキャラクターソングの領域を超え始めたのだ。

「ミンキーモモ」をトップバッターとして次々に音楽要素を取り入れたアニメは作られるようになり、今ではアイドルアニメを中心にして非常に多く制作されている。もっとも、これはレコード会社がアニメだけでなく曲も売りたいという思惑があるからだ。実際のところ「クリィミーマミ」ぴえろ魔女っ娘シリーズ、「マクロス」も同じだろう。ただし「ミンキーモモ」は時代を先取りしすぎて、そこまでレコード会社自体がまだ気が付いてなかったと思われる。この場合は制作者(首藤氏、湯山氏)が独断で音楽要素を取り入れていたのであり、レコード会社の思惑は絡んでないのだろう。悪く言うと結局のところ、ぴえろ魔女っ娘シリーズに美味しい所だけ持っていかれたような形になったのではないか。

後にミュージックビデオ「瞳の星座」が発売されたのも、音楽重視の観点から考えると納得がいく(これはスポンサーの依頼を受けてだが)。

変身魔法少女アニメの先駆者としてだけではなく、音楽アニメの先駆者としての顔を持つアニメ……それが「ミンキーモモ」。というのは大袈裟だろうか。

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