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2021年3月

2021年3月18日 (木)

空モモ39周年記念の愚痴(笑)…いやっ見ないでっ

もともと30周年からモモ応援活動を再開したわけだが、本当はもうモモと関わるの止めようと思ってた。

「いつまでもモモを愛してね」と言われても、モモ自身は忘れてほしそうだ。今では彼女自身が姿を消したがってるように思える。応援すればするほど「余計な事を……放っておいてヨ」って思われてる気がしてならない。

首藤さんにしてもモモを大切にするよりもモモを忘れて真人間になってくれる事を望んでいたでしょ。

「ミンキーモモの存在そのものを夢(目的)にしちゃいけない」

そんなジレンマに苦しめられる。っても今更モモを捨てても真人間にはなれないんだよなあ。

そんな「ミンキーモモ」も39周年。

この素敵な作品との出会いを大切にし続けてはダメですか。

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2021年3月11日 (木)

ミンキーモモにはなれない

空モモ「私は大人になって夢を叶える」

海モモ「私、夢を持ってる人に会うの大好き」

いや無理。「もしかしたら、あなた自身がミンキーモモかもしれませんね」と語っていたが、無理。

夢を叶えることも、夢を持っている人を応援するのも無理。

そんな簡単じゃない。

確かに夢を持っていた事は無駄じゃない、その時の努力を無駄にせず新しい夢へ向かって進むとか。自分が叶えられなかった夢を誰かに叶えてもらうために若い人達を応援する。わかるよ。

でもまぁ聞いてよ。

「ミンキーモモ」って作品はそういうんじゃないのさ。「夢と希望」を与える物語じゃなくて「夢と希望」を失う物語なんだって。どんな努力も徒労に終わったでしょ。最終回を見ましたか?

そうじゃない、モモちゃんに「夢と希望」をもらったと言えますか。あの人達は個人的な理由で地上に残った。空モモは自分の夢を叶えるため、海モモは自分の両親のため。とことんまで利己的だったのよ。僕らのためでも祖国のためでもなかった。

夢を叶えることも、夢を持っている人を応援するのも無理。やってると言う人は自分に酔ってるだけかもよ。首藤さんが若い人のいう「夢ぐらいありますよ」って言葉を鵜呑みにしなかったのは多分そういう事。ダラダラ続けてたり、グッズ買ったりしてる事じゃない。現実逃避とは違うものだから。もちろん夢を叶える事は素晴らしいし、否定しない。しかし……

僕らはミンキーモモになれない。

でもいい。なりたくもないよ。首藤さんは「夢と希望」を持ってるモモ達を追い込む事ばかり考えていた。確かに、「夢と希望」を持っていると追い込まれるんだ。だからいい。ミンキーモモにはなれないし、なりたくもないよ……。

 

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2021年3月 6日 (土)

意外に再アニメ化希望が多い

Twitterは便利だが、皆がやってるわけではない。自分もTwitterには否定的だ。

で、ちょっとその他のブログなんかを検索してみたら「ミンキーモモ(魔法少女)の復活を期待」という希望がチラホラ。

確かにプリキュアみたいな暴力的アニメかアイカツみたいなアイドル系アニメばかりになってしまい、かつては定番だった魔法少女アニメは消えてしまった。必死にプリキュアやセーラームーンなんかを魔法少女ジャンルに入れたがる人達もいるが、根本的に違うだろう。その見分け方は「戦わない」だ。

近年は戦わずにはいられない世の中だ。もはや女の子でさえも(この表現自体が既に女性蔑視になってしまう)戦場に駆り出される。形を変えてもロボットアニメは消えないのに魔法少女は消えてしまった。または魔法少女も魔法を戦いに使い始めた。それは魔法使いであって魔法少女ではないと思う。

「リリカルなのは」が魔法少女を名乗り始めた時は絶望しかなかった。魔法少女アニメに終止符が打たれた気がしたのだ。

原作者・首藤先生が亡くなられた今となってはミンキーモモの復活は難しい。新規に魔法少女アニメを制作するにしても戦わない地味な日常系では玩具も売れまい。今は見た目の派手さが重要で、感動は不要な時代。困ってる誰かの心を助ける事は無駄なのだ。勝ち組は負け組を気にしないし、誰もが勝ち組になる事しか考えてない。多様性だの平等を謳いながら格差社会を満喫している。そんな中で魔法少女アニメは作れない。

いや、首藤先生なら作れた。表面上は平凡に見せかけても強烈なメッセージを組み込めた。つくづく偉大な人を失ってしまった。

形だけなら魔法少女アニメも作れるだろう。しかし、かつての魔法少女アニメのような雰囲気は2度と作れないのかもしれない。

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2021年3月 5日 (金)

ミンキーモモは鬱アニメ!?

鬱って漢字は難しいよね。

って置いておいて。ミンキーモモは鬱アニメと呼ばれるようになった。理由は最後主人公や両親が死んだりするから。わからんでもない。

でもまぁ…空モモでいえばOVA含む64本のうち最終回と直前の4本だけ鬱で、他はそうでもない。海モモだってOVA含む67本のうち最終回と駅の2本ぐらいじゃないの。全体的に見れば明るく楽しいエピソードが多いのに最終的な結末が悲惨なんで鬱アニメにされている。うーん。

間違いではないとは思う。どんな過程でも結末で判断されるものだから。途中がどんなに幸せでも全ては結果で判断される。つまり大成功した人が最後に自殺したら「悲惨な人生だった」と総括されるわけだ。

クリエイターは盛り上げるために主人公を殺すのが一つのパターンとして定着している。本人達は作品を大して見返さないので躊躇しない。何回も見返すファンとしては、たまったものではない。

最後の1、2話ぐらいで他のエピソードも鬱アニメとして見られるようになるのは妙な話だ。

いや、妙ではないんだよ。ギャグでもコメディでも最後に主人公を殺す作品ってあるけど、基本的にその時点で作品も一緒に殺す事になる。だからミンキーモモは鬱アニメという評価で正しいんだと思うわ。皆が思い出すときに「あんないい子が可哀想に」という印象だけ。決して「幸せそうでよかった」とは思わないのだ。

もう一つ例を。明るいハッピーライフを描いた番組の可愛い子役が数人の男達に酷いレイプされて売られて殺されました。ねぇ。君はその番組をニコニコしながら見返せますか??ミンキーモモを見返すって、極端な話そういうイメージよ。ある意味で戦いとかで死んだわけでなく無意味に主人公が事故死って物語としてはあり得ないレベルじゃなかろうか。

鬱だ。

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2021年3月 3日 (水)

人間モモと魔法のプリンセスは別人!?

魔法のプリンセスだったモモは交通事故死して人間に生まれ変わったというストーリーなわけだが、この二人は同じ人物だと言えるだろうか。

いやいや、生まれ育った環境も違う上に魔力もないのだから当然、別人。それに12年も経過してるし、学校も行ってる。

海モモ制作スタッフは「海モモと空モモは別人だから性格が変えよう、変えなきゃ」と必死になっていたようだ。「でも違いがはっきりしないから、初代に出てもらおう」と安易に引っ張り出す。

いやいや、それ別人ヨ。魔法のプリンセス・ミンキーモモじゃない。人間モモは空モモと違い喧嘩っ早くて手が出やすい。首藤さんがよく言ってた「海モモは別人だから性格が違って当然」。はい。その言葉を借りるなら「生まれ変わったモモは別人だから性格が違って当然」。

僕らの空モモは死んだんだ。

生まれ変わって死んだ事がなかった事にされがちだけど、間違いなく死んだんだ。そもそも生まれ変わるって、流行りの転生物語か。記憶そのままのチート。結局それって死という悲惨な出来事から目を背けただけじゃん。モモの体は冷たい墓の下に今も横たわっている。

まぁストーリーテラーとしては盛り上げるために最終回で主人公を殺すって常套手段だから。

なんていいますか、海モモに出てくる人間モモが「初代モモ」って扱われ方されるのって今だと何か違和感を覚えるのよね。そもそも別に死ななくても自分の夢を見ることは出来た筈でしょ。死んだから悟ったわけでもなし。こういう違和感って自分だけなんだろう。ほほ、爺の戯言ですじゃ。シーユーアゲイン♪

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