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2020年10月29日 (木)

主人公の死とは

渡辺謙主演の「御家人斬九郎」が好きで再放送を見ている。これも最終回で主人公が死ぬのだ。人間いつかは死ぬとはいえ創作の世界と現実の世界は違う。創作の世界で死ぬのは作者に殺されているからだ。

物語は最終的に主人公の死へ落とし込まれていく。死を意味あるものに仕立てていくからだ。結局のところ見返す度に何度も何度も死ぬシーンを目にする事になる。

そうなるとね。

何か心から楽しめなくなるのだ。どんなに笑えるシーンでも「どうせ、この後は死ぬんだし」っていう気分になる。「夢の中の輪舞」なんかは遺影を見ていたようなものだ。「斬九郎」でも結構コミカルなシーンはあるのだが、「どうせ、この後は死ぬんだし」に落ち着く。確かに作品としては秀逸だし各回は面白いのだが、最後に見るのは主人公の死……なんとも後味が悪くなる。それは空モモも同じ。

主人公を殺すっていうのは「それまでのエピソード全てに係わる」重大な問題なのだ。安易に殺せば、全エピソードを台無しにする恐れも出てくるし、続編も作りづらくなる。「ミンキーモモ」においては主人公の死はそれほど意味があるものでもなかったから尚更もったいない結果になってしまった。

 

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