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2020年8月 6日 (木)

空モモの成功の影にゴーショーグンあり

「戦国魔神ゴーショーグン」と「ミンキーモモ1982」は兄妹みたいな関係で切っても切れない間柄。何と言っても主要な制作スタッフ等が重なっている。少年向けと少女向けという垣根を超えた共通点とは。

・ギャグとシリアスの絶妙なバランス

・小山茉美が演じるレミーとモモの台詞は殆ど変わらない

・ケンタは子供、他が大人という「大人と子供の差」がモモの変身に通ずる

・作画(キャラ)の傾向

レミーみたいに女性がロボット操縦チームに加わるのは珍しく、どちらかというと教育ロボの代わりにケンタのお姉さんとして登場する方が自然だ。その際はサバラス隊長の娘になるだろう。そう、その時はその「可愛いお姉さん」がミンキーモモになる。

バンドとかでもそうだが、制作チームというのは続けてやると前の経験が生かされて思わぬ名作が生まれるものだ。それが「ミンキーモモ1982」(空モモ)だった。空モモの面白さと大ヒットは単体で作られたものではなく、「ゴーショーグン」があったからこそのものではないか。演出家・監督として湯山氏もミンキーモモの頃には自信がついていたように感じる。原作原案の首藤氏もこの頃はまだ自分を抑制しエンタメに徹していた。

レミーが魔法少女だったら。

そういう面から「ミンキーモモ1982」は作られている雰囲気がある。決してモモはケンタのような悪ガキではなく、コケティッシュなレディなのだ。瞬間移動によって世界を飛び回る様はモモがグルメポッポで世界を冒険するエピソードに酷似している。ポップなアメリカのテレビドラマを彷彿させるような軽快な流れはミンキーモモに上手くバトンタッチされて花開く。

そして「ゴーショーグン」では不在だった美少女が主役になる事でスタッフは熱くなり「ミンキーモモ1982」は完全なものになった。若さと情熱から生まれる創作意欲は自由な羽を広げメカや映画等のパロディさえも自在に扱ったのだ。

こうして類まれな魔法少女アニメの金字塔でありターニングポイントとなった「ミンキーモモ1982」は誕生するに至ったと考えている。

 

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