今日で平成も終わり。平成にはまさかのミンキーモモ(海モモ)放送。パチンコや漫画、ミュージカルがあった。あと一歩のところでミンキーモモ３作目アニメも制作されそうだったのに夢散した。原作の首藤氏も逝去し終止符。
平成はまさしく美少女の時代で実在のアイドルだけでなくアニメのアイドルも異常なほど出現した。とにかく美少女キャラがよく利用された。そんなアニメやゲームの美少女キャラを「嫁」と一方的に呼ぶ不埒な輩が続出している。そういう言動が自ら好きな美少女キャラを貶めるのだが。
金になる事は全て肯定する世の中になった気がする。原作・原案を無視してリスペクトもなく勝手に続編、新作だ。それが平成という時代。ホリエモンに代表される拝金主義者が建前も捨てて金で全て略奪していく。
令和はもっと「夢と希望」溢れる世界になってほしいものだ。
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脚本家・首藤剛志はミンキーモモの原案・原作者。最近、そこそこ海モモを見返して改めて思う。首藤氏が担当すると話が暗く重い。基本的にペシミストなんで「昔と違って今は夢と希望が減った」を連呼する。脚本家としては素晴らしい才能を持っていたものの、どこか歪んでいた。
他の脚本家達が明るく楽しいミンキーモモを多く書いても、原作者である彼が最終的には全てを破壊する。むしろ日常回が夢と希望に溢れるほど、首藤氏は壊し甲斐があるという雰囲気だった。確かに涙を誘う悲しい結末は美しい……。「夢の中のロンド」「旅だちの駅」「夢にかける橋」はミンキーモモもテレビと違う別人みたいで、その時ごとに彼は新しいミンキーモモを作っていたのだ。戦争が関わるのも特徴で、ミンキーモモや夢の国どころか「こんな地球は滅びろ」という声が聞こえてきそうだ。
首藤氏のあの「そんなに簡単に事が運んでたまるか」「のほほんと生きてないで絶望しろ」という魂の叫びに共鳴できたとき「ミンキーモモ」はあなたにとって最高の作品になる。少なくても私にとっては最高のアニメだ。あの人は魂で脚本を書いてた。表面的にではなく本当に生死の狭間をいつも彷徨っていたのかもしれない。
そんな心を病んでた首藤氏が突然死したのをニュースで知った時、首藤さんらしいなと思った。しかも自分で「駅は旅だちの場所」と最後のミンキーモモで言わせたとおりになった。忘れ物は……ありませんでしたか？
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知ってはいたけど見る気になれなかった「北斗の拳・第38話 蘭山紅拳！ 時代は悲しい女を生んだ!!」。プライムビデオで配信終了になるので今更見てみた。放送開始前にケンシロウの「あたたたた」をどうやって表現するのか心配されたが、神谷明の違和感ない吠え声で改めてベテラン声優の凄さを思い知らされたアニメだろう。
ミンキーモモのキャラデザ・芦田豊雄がシリーズディレクターを務めた。また、この回は戸田博史が脚本を担当していてミンキーモモ色は比較的？濃い。モモっぽい女の子は旅の途中で倒れた爺さんを介抱する孫。ちょい役なのにセリフも多く、ケンシロウに助けられたり呼びに行ったり意外に出番が多かった。
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昔はこういう話題を敬遠していたが、「逃げちゃダメだ逃げちゃダメだ」とシンジ君のように乗り越えて立派な初号機パイロットになりたいと思う。そんな綾波レイでお馴染みの林原めぐみが主演の海モモ。こんな少女向けアニメで乳揺れさせるなよ。まぁいいんだけど（笑）セクシーな美女・美少女がやたら出てくるアニメではあるが、記憶にある限り一回だけ。「悪い子の国で大冒険」(41)の門番SMねーちゃんだ。
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新元号は「令和」、万葉集にインスピレーションを受けた造語らしい。
それで万葉集を調べていたのだが(何でよ)、「春の園紅にほふ桃の花下照る道に出で立つ乙女」っていう最高の歌を見つけてしまった。大伴家持(おおとものやかもち)の作品。解釈は二通りあるらしい。
「春の庭が紅色に美しく照り輝く桃の花が木の下まで照り映えている道に出てたたずむ少女よ。」(「にほふ」を連体形と解釈した場合 )
「春の庭が紅色に美しく照り輝いています。桃の花が木の下まで美しく照り映えた道に出てたたずむ少女よ。」(にほふ」を終止形と解釈した場合 )
モモの木の下で佇む美少女モモの歌だ！！時代的にモモが生まれた頃ですかな。
でっていう。こじつけを終わります。
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