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2012年9月

2012年9月18日 (火)

ミンキーモモ最終回

東京MXテレビで空モモ(魔法のプリンセス・ミンキーモモ1982年版)が最終回を迎えた。30周年という節目ではあるが、甚だ地味な節目となった。「さよならは言わないで・最終回」。悪夢に追いつめられた死んだ筈のミンキーモモ。夢の国フェナリナーサで発見された謎の宝石に映る映像は一体、何なのか。ついに悪夢と直接対決となった。夢の戦士になり、悪夢へ魔法の全ての力を叩き込む。果たして、その結末は…?
「魔法少女リリカルなのは」「魔法少女まどか☆マギカ」など、戦う魔法少女は魔法少女ではないと私は主張してきた。魔法少女は身近な人達の幸せの為に尽くすものだ。しかし、近代魔法少女の原点とも言えるミンキーモモは矢張り戦う魔法少女の布石でもある。魔法のステッキを武器にし、「敵」と戦う。ミンキーモモ最終回は、いずれ現れるであろう戦う魔法少女達を暗示していた。この最終回を30年振りに見た「幻魔大戦」と奇しくも同じ日に見たのは偶然なのか。この最終回は「幻魔大戦」の影響を強く受けている。そして最終回の作画監督・上條修は「幻魔大戦」の原画マン。ほのぼのと始まったミンキーモモは、死力を尽くして戦う物語で幕を閉じる。放送から30年経って、私も大人になり「夢と希望」を失っている中年となった。自分の夢の為に死力を尽くそうとは思わない。「私が大人になった時、それ(夢を諦めないこと)が分かるわ!」とモモは悪夢に叫ぶ。そして、その「時」は永遠に来ないのだ。アニメという止まった時間の中を生きるキャラと、動いている時間に生きる私達は違う。「夢と希望」はそんなに甘くない。私は悪夢に屈した人間か。「仕方が無かった」とぼやくルピン達のようだ。女児向けアニメの最終回。仕方が無かった。

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